【転職支援】LITALICO仕事ナビの内容とおすすめポイント

転職日記

こちらの記事では、LITALICO(りたりこ)が運営している転職サービス「LITALICO仕事ナビ」(エージェントサービス)の内容と、オススメポイントを紹介しています。筆者は、初めての障害者雇用での転職活動で大変お世話になりました。その体験も含めてお伝えしていきます。

LITALICOは、主に障害のある方に向けた福祉サービスを多く展開しています。

例えば、LITALICOワークス(就労支援サービス)では障害者の転職活動のサポートをしています。サービス内容は、主に就職準備・企業インターン・就職活動・職場定着があります。

他には、LITALICOジュニア(ソーシャルスキル&学習教室)というサービスを提供しています。内容としては、幼児から高校生を対象にしたソーシャルスキル・学習教室を行っているようです。詳細は、LITALICOのホームページをご参照ください。

転職サービス「LITALICO仕事ナビ」(エージェントサービス)の内容は、以下6つです。

①電話でのカウンセリング
②障害特性シート作成の確認(企業へエントリーする際に使用します)
③履歴書・職務経歴書の作成
④面接対策ワークブックの共有
⑤エントリー
⑥zoom面談(その後、複数あり)
⑦面接対策

順番に見ていきましょう~

①電話でのカウンセリング
LITALICOのエージェントさんと行う、初めての面談となります。電話で1時間ほどお話をしました。

面談内容は下記の通りです。
・職歴
・学歴
・どのような求人・業界・業種を希望しているか
・障害特性について
(得意なこと・苦手なこと・配慮が必要なこと・今までの仕事内容でのつまづきポイント・二次障害の有無)
・仕事で求めること(勤務地・働き方・休日数・リモートワークの有無など)

エージェントの担当者さんが、とても親身に電話対応してくれたことが印象的でした。また自身の障害特性を他者に伝えることで、得意・不得意を客観的に理解する良い機会となりました。

また、今まではクローズ(障害を周囲に伝えない)で働いていたおり、今まで2回転職をしてきました。その際に、自身の障害特性と希望する職種がマッチするのか不明確で不安な状況で転職活動をしていました。LITALICO仕事ナビでは、発達障害の専門知識を持ったエージェントさんと面談し、企業へエントリーすることが出来るため、精神的にとても安心できました。相談しながら転職活動に励むことができるため、オススメです。

②障害特性シートの作成の確認
(後に企業へエントリーする際に使用します)

①の初回面談の内容を基に、エージェントさんが「障害特性シート」を作成してくれます。そして、そのシートに相違がないか自身で確認し最終修正をします。

障害者雇用では、普通の就労・転職活動で提出する履歴書や職務経歴書とはまた別に、自身の特性の強みや弱み・企業で配慮して欲しいことを伝える場面があります。

エントリーをする際に「障害特性シート」は、特性内容を企業に予め通知し、よりよいマッチングを促すための書類となります。

実際に筆者が作成していただいたシートです(ほぼモザイクですが、、特性・対処法・診断経緯・配慮事項が記述されています。)

③履歴書・職務経歴書の作成

履歴書と職務経歴書を作成していきます。基本的には、今までの職歴や学歴を記載するのですが、障害者雇用における履歴書・職務経歴書では通常の転職活動と比較して注意するポイントがあります。下記3点が重要ポイントです。

-1自己分析をしっかりする

自分の強みと弱みをしっかり把握した上で、弱みを求められる業務に極力就かない仕事を選択しました。また、強みを活かせる業務を中心に選択することで、長期就労を目指し転職活動に励みました。(転職活動をする上では、この自己分析が最も重要だと感じています!)

③-2障害があっても、弱みではなく強みをどう生かして働くのか言語化する。その上で、働く上で企業側に配慮して欲しい点を具体的に説明できるようにする。

障害者雇用であっても、「苦手なことがあるから〇〇ができないです」といったスタンスで臨むよりも、プラス面をどう業務に貢献していきたいか、前向きにアピールすることが重要だと感じました。障害者雇用での転職活動をし始めた当時は、前職の業務内容が自身の障害特性と合っておらず、メンタル的にとても疲弊しており、内向きだったと思います。

けれど、LITALICOのエージェントさんより、「マイナス面をアピールするのではなく、より前向きにアピールすると良いですね~」とアドバイスを貰いました。その一言がきっかけで、自分の強みを営業担当者のようにアピールするように意識するようになり、職務経歴書と履歴書を作成しました。

③-3エントリーする職種では今まで経験した仕事内容・スキルをアピールし、企業が求める人物像に近づける

今までに社会人経験がある方であれば、希望職種と、今まで得たスキル・経験の2つを紐づけて、仕事ができることを証明しました。面接官が、面接の際に自身が就労できるイメージを想像し易いように工夫しました。ポイントとしては、「部署・一日あたりの業務量・どのようなツールを使ってどのような処理をしていたか等」を具体的に説明すると良いです。

④面接対策ワークブックの共有

職務経歴書と履歴書の作成が終了すると、エージェントさんより障害者雇用のポイントが記載されたパワーポイントの資料が貰えます。このシートは、その後の面接対策にとても役に立ちました。

面接対策ワークブックは面接を受ける際の心構えや面接の流れ、また障害特性と配慮事項を面接官にどのように伝えたらよいか等について、分かりやすく丁寧に記載されています。

⑤エントリー

ワークブックの共有が終了したら、いよいよエントリーです。エージェントさんから、自身の希望する職種や働き方にマッチする求人を60社ほど紹介した貰いました。その中から、各企業の募集要項や企業のHPを見て申請していきます。

LITALICOの担当者さんより、事前に障害者雇用での書類通過率は約30%ほどと伺っていました。なので初めはあまりえり好みせずに、良さそうな会社にエントリーしました。(私の場合、40社ほどエントリーし、書類選考では10社ほど通過しました。その結果、書類選考率は25%でした)

⑥zoom面談(その後も複数あり)

エントリーが終了すると、エージェントさんとZoom面談があります。画面越しで面接を受ける前に不安に思っていることを聞いて貰ったり、面接を受ける際のポイントを教えて頂いたりしました。発達障害に熟知している担当者さんからお話をお伺いすることが出来るので、業務内容と自身の障害特性とマッチしているのか、またはマッチしていないのか客観的にアドバイスを貰えたことが良かったなと思います。

⑦面接を受ける

書類選考を通過した企業と面接を行います。対面形式のところもあれば、PCを使用したリモート面談、また両方ある(1次選考の際はZoomで、2次選考では対面など)ところもありました。また、一部の企業では選考途中で実際に半日業務を経験することができ、より鮮明に業務内容を把握することができたことが個人的に良かったです。(最終的にこの実習のおかげで働き方が鮮明になり、選考に進み転職先として決断することが出来ました!)

障害者雇用枠の面接で聞かれる質問内容は、だいたい似ています。

また、LITALICO仕事ナビでの面接対策では下記の2つの良いポイントがありました。

①就労支援の実績が豊富なため、各企業さんで良く聞かれる質問内容や求める人物像、仕事内容を詳細に聞くことができる。

上記の通り、自分がエントリーする前に多数の障害を持つ方の転職支援をしているため、企業ごとの業務の特色や面接対策をしやすいです。また、実際に支払われる給与や、任される仕事内容(年単位で業務がどのように変わるのかなども)知ることができます。きっと、一人でエントリーしていたら知らない情報が沢山あり、面接通過率も大きく低下していたと思われるで本当に感謝しています。

②面接が進み、最終面接を控えた企業の日程調整をしてくれる

この、日程調整をしてくれる所がとても助かりました。

次に、LITALICO仕事ナビを利用したみて感じたおすすめポイントについてです。(2023年6月~2023年8月まで実際に利用してみて感じた内容になります。)

①発達障害の特性を理解した上でサポートしてくれる

発達障害の特性を理解した上で、適職に就けるように親身にサポートしてくれます。自分の障害特性をオープンにした状態で、相談できることが率直に嬉しかったです。また、働く上での困り感や不安ごとを専門員に相談できることは自身の心理的な安心感につながりました。他にも障害特性のみではなく、今までの職歴や培ってきたキャリアでの強みを客観的に伝えて頂いたおかげで、大きな励みとなりました。

②障害者雇用のエントリーの流れや面接内容を把握することができる

ノウハウが蓄積されているため、とても信頼できます。

③孤独を感じない

「一人で転職活動をしている感覚がなく一緒に頑張る」そんな温かいサービス内容でした。その背景として、不明点や気になる点があれば、すぐにLINEやメールなどを使って相談できる環境だったことが挙げられます。

④メッセージのやり取りがLINEでスムーズ

初回のメッセージや、求人票の紹介をいただく際、また履歴書・職務経歴書などの添付資料を付ける時はメールなのですが、それ以外は基本LINEでやりとりをします。LINEではメールと比較し、かしこまった定型文をいちいち打つ必要がなくサクサク返信できるので有難かったです(特に面接が立て込んでいた時期はより一層感じました)。そのため、スムーズに情報共有ができ、ストレスが少なかったです。

⑤実際の面接時には自身で上手に聞けなかった事や疑問点などをエージェントさん経由で確認できる

面接では聞きにくかった内容や、疑問点などをエージェントさん経由で聞くことができました。不安に思っていることを再度聞けたので、安心・納得して転職先を決定することが出来ました。(例えばより詳細な業務内容を知りたい・残業時間は少ないと話していたが、実は多いか?・実際に障害者雇用で働いていている方にお話しを聞いてみたいなど)

以上の内容が、LITALICO仕事ナビ(エージェントサービス)のサービス内容とおすすめポイントになります。

転職サービス「LITALICO仕事ナビ」の内容は

①電話でのカウンセリング
②障害特性シート作成の確認(企業へエントリーする際に使用します)
③履歴書・職務経歴書の作成
④面接対策ワークブックの共有
⑤エントリー
⑥zoom面談(その後も複数あり)
⑦面接対策

になります。

また、おすすめポイントとしては

発達障害の特性を理解した上でサポートしてくれる
②障害者雇用のエントリーの流れや面接内容を把握することができる
孤独を感じない
メッセージのやり取りがLINEでスムーズ
⑤実際の面接時には自身で上手に聞けなかった事や疑問点などをエージェントさん経由で確認できる

LITALICO仕事ナビの利用を検討されている方の参考になれば幸いです。

ではまた~🌸

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