発達障害をお持ちの方で、片付けに苦手意識を持っていたり、部屋に物が溢れたりして困っている方がいるかもしれません。特にADHD(注意欠如多動症)の方は片付けが苦手な傾向があると言われています。
この記事を書いてる筆者はASD(自閉症スペクトラム)ですが、ADHDの傾向も若干あります。そして、昔は部屋の床の至る所に洋服や本、紙類などが散乱し、足の踏み場がない状態でした。
しかし、5年ほど前に「ミニマリスト」の存在を知り、徐々に不要なものを捨てる事で掃除が不要になりました。その結果、綺麗な部屋を保つことができています。
こちらの記事では、発達障害者向けに、ミニマリストになるメリットとオススメ本をご紹介していきます。
ミニマリストとは
巷でよく聞く「ミニマリスト」。これは、なんでもかんでもモノを捨てることではないです。
ミニマリズム(minimalism)とは、必要なものを最小限にまで減らすという考え方や様式・手法を指します。
自分の心地良さを追求し、やりたいことに注力するために、物の所有を最小限に減らして暮らしをシンプルにしていくという考え方 です。
ミニマリストは、自分にとって必要で心地よいものに囲まれた生活をする人を指します。
私は徐々にモノを減らし、現在のようなミニマリストになるのに3年くらいかかりました。
ミニマリストになったきっかけ
私がミニマリストになったきっかけは、ミニマリストTakeruさんをYouTubeで知ったことでした。
一人暮らしを始めた当初は、自分の片付け能力の無さに驚いた経験があります。
例えば、下記の様な状態でした。
・部屋にものが溢れている
・洋服で、1年以上着ていないものが複数枚ある
・文房具で、2個以上重複しているものがある
・足の踏み場がない
・本や衣類が床に落ちてる
・水回りが汚い(掃除が行き届いていない)
・探し物をするが見つからない
そんな状態に嫌気がさしていたのですが、たまたまTakeruさんの動画に出会い、ミニマリストに憧れるようになりました。
白を基調とした部屋に、必要最低限のモノ(布団・机・家具・植物など)が配置されていました。「私もこんな綺麗な部屋で過ごしたい!」と思い、その後は動画を漁って見るようになりました。
ミニマリストのメリット
ミニマリストになるメリットは、下記内容が挙げられます。
①整理整頓をする必要がない
②掃除をする時間が短時間で良い
③探し物をしなくてよい(あれ?〇〇どこにあったっけ?が無くなる)
④モノを探さないため、同じモノを2回買わなくて済む。
⑤メルカリで不用品を売り、お金が入る
⑥モノの購入時、本当に必要なモノなのかよく吟味してから購入するため、無駄買いを防げる。その結果お金が溜まりやすい
⑦モノではなく、経験にお金を使いやすくなる(旅行や勉強・美容など)
⑧モノが少ないので小さい部屋で十分(1R・1K・1LDK)→家賃が浮いてお金が貯まる
⑨取捨選択をするクセが付くことで、自分の人生に主体的になれる。
ミニマリスト初期の頃は、自宅にあるモノ達の取捨選択をして捨てるが、後に時間の使い方や人付き合いも選択出来るようになる。また、自分が本当にやりたいことや、異業種への転職などに挑戦することが出来た。
⑩お気に入りのものに囲まれるので、心地よい生活を送れる
ミニマリストは、不要なモノを捨てて必要なモノを選択することがメリットなのですが、他にもお金が溜まりやすい点も良いな〜と感じています。
また、副次的なメリットとして、自分の人生にも主体的に行動出来ることがとても素晴らしいなと感じています。以前よりも、心地良いと感じられる生活や環境を自ら選択するクセがつき、生きやすくなりました。
参考本
ミニマリストになる過程で参考になった本が、ミニマリストTakeruさんの「月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活」です。
タケルさんの本は、実際にノートに書きながらかつ、実践に移すポイントが書かれていて良かったです。モノを捨てる際に必要な要点が、わかりやすく書かれています。
以上が、ミニマリストのメリットと参考本のご紹介でした。
発達障害を持っており、片付けが苦手な方はミニマリストになることをお勧めします。モノを減らすことで、片付けの必要性がなくなり、心地よい住環境を作ることが出来るからです。また、ミニマリストになる過程で取捨選択をする癖がつき、自分の人生に主体的になれます。
素敵なミニマルライフをお楽しみ下さい。
ではまた〜🌸
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